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    気功とイルチブレインヨガの体験記ブログ

    気功の偏差について、イルチブレインヨガの世界について、その後

    2023-03-17 (Fri)

    脅される!騙される!

    この話は9月のある日の出来事です。10年もの間の指導者生活の中で、この団体は『ビジョンという名のノルマ団体』と感じていました。特に直営スタジオのノルマは、フランチャイズ(独立加盟店)より厳しかったのです。特別トレーニングを案内できる会員がいないばあい、その矛先は指導者、特に指導者になったばかりの人、あるいは観念が強いと一方的に決めつけられた指導者に向きました。私がこのヨガの原理を話せない(話さない...

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    この話は9月のある日の出来事です。

    10年もの間の指導者生活の中で、この団体は『ビジョンという名のノルマ団体』と感じていました。
    特に直営スタジオのノルマは、フランチャイズ(独立加盟店)より厳しかったのです。
    特別トレーニングを案内できる会員がいないばあい、その矛先は指導者、
    特に指導者になったばかりの人、あるいは観念が強いと一方的に決めつけられた指導者に向きました。

    私がこのヨガの原理を話せない(話さない)ことを理由に、300万マスターヒーラーに行くよう言われました。
    会員時代、入会したスタジオの院長に相談した時、無理に選択する必要はないと言われましたが、韓国の院長は選択しなければ指導者を辞めるしかないという雰囲気を醸し出していました。
    仕方なく「行きます」と言ったものの、私は初めて期限にお金を持っていくことは出来ませんでした。

    マスターヒーラーのお金を用意できなかったことを韓国の院長に言うと、

    「院長には、○○先生(私のことです)が、スケルトンのように全部見えるのです」と、
    ジェスチャーつきで言われました。

    これは完全に脅しです。とても恐かったです。
    それで、どうしたかというと家族に相談もできず家のお金を持ちだしてしまいました。
    (結局、その後、バレて大変なことになってしまいましたが)

    それだけでなく、この韓国の院長は私を騙していたのです。
    指導者になったならば、指導者割引(約23万?)があったことを隠していたのでした。
    それだけでなく、韓国の地域長もグルになっていました。

    300万マスターヒーラーは5つの教育で成り立っていました。
    1.パワーブレインメソッド(PBM)
    2.エネルギーヒーリング&ボディヒーリング
    3.パワーブレインエンライトメント(PBE)
    4.タオホリスティック
    5.韓国卒業旅行

    問題は1つめのPBMでした。
    これについては、地域で受けるようにと言われました。
    ところが、私は4月に25万円を出してPBMを受けていました。
    なので、もう一度PBMを受ける必要はなかったので、25万円の教育費を引いてもらうこともして貰えませんでした。

    このことがきっかけで、私は韓国人指導者を信じることは出来なくなりました。

    日本人の先生であれば、常識と良識を無視すれば心が痛むのでそういったことをする人は当時いませんでした。
    (ただし、今はわかりません。韓国人指導者に感化されて、良識と常識を失った日本人指導者がいてもおかしくないと思います。)

    当時の韓国人指導者は、ビジョンという名のノルマを達成するために、人を騙すということに心が痛まないようでした。
    私は今でも、人に対して、お金に対して誠実でなかったこの2人に激しい怒りを持っています。

    そして、私が体験案内し入会した彼女と一緒にマスターヒーラーに行くことになりました。

    次回は10月、会員の時入会したスタジオの会員さんが突然辞めてしまった話を書きます。





    2023-03-16 (Thu)

    新入活動の始まり② 体験なし入会はどのようにして出来たのか

    夏のある日、韓国の院長は私にこう言いました。「愛と感謝のエネルギーは良いエネルギーを増幅させる」と。それを聞いて、朝、家からスタジオに着くまでの約1時間、韓国の院長に愛と感謝のエネルギーを送り続けました。2週間が経つ頃・・・、昼の修練指導が終わって修練場から出てきた時、珍しく院長がテーブルに座っていました。その向かい側に一人の男性が座っていて、入会申込書を書いていたのです!そうです。体験なし入会さ...

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    夏のある日、韓国の院長は私にこう言いました。

    「愛と感謝のエネルギーは良いエネルギーを増幅させる」と。

    それを聞いて、朝、家からスタジオに着くまでの約1時間、韓国の院長に愛と感謝のエネルギーを送り続けました。

    2週間が経つ頃・・・、昼の修練指導が終わって修練場から出てきた時、
    珍しく院長がテーブルに座っていました。
    その向かい側に一人の男性が座っていて、入会申込書を書いていたのです!
    そうです。体験なし入会されたのでした。
    そしてこの方もまた、すぐにゴールド会員になられました。

    その2日後、今度は気功時代の知り合いから電話がかかってきました。
    それで、今、ヨガをしていること。
    このヨガには真我発見という特別トレーニングがあることなどを話しました。
    すると、翌日、彼女がまた体験なし入会しました。
    ところが1つ問題がありました。
    2日後に行われる真我発見(4番チャクラトレーニング)にどうしても参加するというのです。
    一般修練もしていない、準備もなにもない状態で彼女は強行突破して参加してしまいました。
    だから残念なことに、彼女は自分の真我とは出会えなかったようです。
    韓国の院長は、彼女の心に「鬼が棲んでいる」と言い、300万マスターヒーラーを勧めていました。
    その金額を言われて恐かったのでしょう。
    彼女はすぐに辞めてしまいました。

    それからまた数日後、奇跡が起きました。
    実は、私がお手伝いに入る前から、夜遅くに韓国の地域長先生がスタジオに来られていました。
    そして夜が更けるまで、お酒を飲みながらお互いぼやいていたようです。
    (なので、私が朝スタジオに着いた時には、お2人はまだ寝ていたのでした)
    それが、地域長先生を追い返して、自分のスタジオの経営に集中されるようになりました。

    愛と感謝のエネルギーは良いエネルギーを増幅させる。

    これは、確かにそうでした。
    ただこの後、何故か私はそれをしなくなりました。




    2023-03-15 (Wed)

    新入活動の始まり① 初めての体験入会

    職務教育から帰ってきた後、韓国の院長から今月のビジョンの数字を出さされました。ここの団体は自分たちのことを『ビジョン団体』と言っていますが、私の言葉では、『ビジョンという名のノルマ団体』となります。新入会員10名を入れる為には、どれだけの体験予約が必要かと聞かれました。私は30人と答えました。そうしたら次は、30人の体験予約を貰うために、何枚のチラシを配らなければいけないかと聞かれました。その時、...

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    職務教育から帰ってきた後、韓国の院長から今月のビジョンの数字を出さされました。
    ここの団体は自分たちのことを『ビジョン団体』と言っていますが、
    私の言葉では、『ビジョンという名のノルマ団体』となります。

    新入会員10名を入れる為には、どれだけの体験予約が必要かと聞かれました。
    私は30人と答えました。
    そうしたら次は、30人の体験予約を貰うために、何枚のチラシを配らなければいけないかと聞かれました。
    その時、答えたチラシの枚数は覚えていません。
    体験予約を貰う方法はチラシ配りのみでした。

    そして私のあいまいな記憶では、彼女が入会したのは8月の初め頃でした。
    1日、朝、昼、晩と3回レッスンの時間があるのですが、会員さんが来られない時もありました。
    私がチラシ配りをしたのはそういう時でした。

    ある日、ポスティングしたチラシから体験予約が入りました。
    最初は韓国の院長が電話に出たようなのですが、
    「日本人の先生がいる時にかけなおして下さい」と言ったそうです。
    なので私が取った電話は2回目の電話ということになります。

    かかってきた電話で話している最中に、韓国の院長は、「この人、変です!」と騒ぎ出しました。
    私は電話でやり取りしながらも、
    「体験レッスンするのは私なのでしょう? だったらうるさく騒がないで下さい!」
    と心の中で思っていました。

    ポストに入っていたしたチラシをご主人が見て、
    奥さんに「このヨガに行ってみたらどうか?」と言われたことがきっかけで、
    彼女が私にとって初めての体験レッスンする方となりました。

    体験レッスンをした結果、入会されました。
    その後すぐゴールド会員に、しばらくして300万マスターヒーラーに(私と一緒に)行かれることになりました。。

    そして・・・何のご縁かわかりませんが、数年後、韓国指導者教育に行き指導者になられました。

    次回は、体験なし入会はどのようにしてできたのか、いう奇跡の話です。

    2023-03-14 (Tue)

    職務教育

    7月下旬、おなじみの伊勢の研修院で、1週間の職務教育に行きました。この費用は韓国指導者教育費に含まれているので、(出来れば)絶対に行った方が良いです。別途かかる費用は交通費だけでした。1週間、朝から夜遅くまでびっちり教育がありました。実技の後は筆記テストがあり、60点以上で合格でした。まず何をしたかな・・・、って電話の取り方でした。2人ペアになって、一人が電話をかけて体験を申し込もうかどうしようか迷っ...

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    7月下旬、おなじみの伊勢の研修院で、1週間の職務教育に行きました。
    この費用は韓国指導者教育費に含まれているので、(出来れば)絶対に行った方が良いです。
    別途かかる費用は交通費だけでした。

    1週間、朝から夜遅くまでびっちり教育がありました。
    実技の後は筆記テストがあり、60点以上で合格でした。

    まず何をしたかな・・・、って電話の取り方でした。
    2人ペアになって、一人が電話をかけて体験を申し込もうかどうしようか迷っている人、
    もう一人がスタジオの先生という立場で体験申し込みをゲットする人、
    まぁ・・・お互い会員を経て指導者になった人だから、「やっぱりやめときます」って言う人はいなかったです。

    次は脳波振動(ネッパジンドン)。実技というよりは、体感の違いを確認するものでした。
    私が指導者を辞める頃には、脳波振動は何かとても軽いイメージのものになっていましたです。
    当時は、脳波振動の前に会員さんを天地気運とつなげるという段階があったのですが、
    それがいつの間にかなくなりました。
    天地気運とつながって脳波振動した時と、つながらないで脳波振動した時の体感の違いを確認したのでした。
    答えは、天地気運とつながって脳波振動した方が、深い体感があるということです。

    その他、丹舞(タンム)は数人で1つのグループをつくり、一人一人が順番に指導しているところをビデオ撮りされて、それをみんなで見た記憶があります。

    精充呼吸の指導法も練習しました。
    まぁ・・・一通りしたということになります。

    夜は遅く、朝は6時から各グループで割り当てられた箇所を掃除します。
    私たちのグループは大修練場でした。何台の掃除機で掃除したでしょうか。
    広いから大変でした^^;
    修練場の中には男子トイレと女子トイレもあったので、そこも掃除しました。
    食事はいつものごとく美味しすぎて食べすぎてました・・・。

    そうして最終日、オーラ撮影リーディングの勉強をする時間がきました。
    とは言っても、テキストのオーラの色の説明を暗記して、筆記テストを受けるだけのものでした。
    ただ1つサプライズがあって、担当の先生にオーラ撮影してもらいリーディングを受ける時間というのがありました。

    その時、画面に映った自分のオーラを見てびっくりしました。
    これがその時のオーラです。
    004a.jpg


    そして、こちらがこのヨガの体験前に取った画像です。
    001a.jpg

    よく似ていませんか?
    体験前の時は頭や首、肩から胸にかけて黒っぽいエネルギーが移っていますが、いわゆる邪気(疲れた、よどんだ)エネルギーです。

    職務教育で撮った方は、修練をしてエネルギーが浄化されたため、全体に明るく透明度が増し、黒っぽいエネルギーもわずかになっているのがわかります。

    7月の職務教育時には、私のベースカラーが黄緑から黄色に変わってきていることを教えて貰いました。

    オーラは間隔を開けて3回撮ると、自分の気質が見えてきますので、面白いですよ。

    次は新入会員さんを入れた話になります。
    どんな方法で新入会員さんが入会されたのか、ちょっと興味深いお話です。

    2023-03-13 (Mon)

    指導者生活の始まり ②

    500時間の研修に入った初日から、修練指導するように言われました。私は、7月下旬から行く『職務教育』の後からだと思っていたので何か言いそうになりました。そうしたら、「ススンニムの弟子は“できない”と言ってはいけない。」と言われました。仕方なく、自分が会員だった時、スタジオでしたことを思い出しながらするしかありませんでした。特に苦労したのが『ブレイン体操』です。何をしていいのかわからなかったのです。(...

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    500時間の研修に入った初日から、修練指導するように言われました。
    私は、7月下旬から行く『職務教育』の後からだと思っていたので何か言いそうになりました。

    そうしたら、「ススンニムの弟子は“できない”と言ってはいけない。」と言われました。

    仕方なく、自分が会員だった時、スタジオでしたことを思い出しながらするしかありませんでした。
    特に苦労したのが『ブレイン体操』です。
    何をしていいのかわからなかったのです。

    (今ではよく似た口コミサイトが乱立して、どのサイトにも『ブレイン体操は360種類ある』と書かれています。
    しかし、そのことを知っているのは内部の人間だけなので、関係者がアンチサイトを上位に上げないために作っているとしか思えないです。
    また、昔、「ブレイン体操」という本もショップから販売されていましたが、360種類全部は載っていませんでした。
    もちろん、一人の指導者が360種類の体操が出来るとは思えないので、スタジオで360種類のブレイン体操が出来ると期待しない方が良いと思います。私の出身スタジオの院長も20~30種類はできたかもしれませんが、それ以上されませんでした。)

    そして会員の頃、ブレイン体操をした記憶があまりないのです。
    何故なら、丹田たたきや腸運動の後に、今の体の感じ、胸の感じを一人ずつ聞いていたら、ブレイン体操に割く時間が少なくなっていたはずだからでした。

    なので、自分も出身スタジオの先生がやったことを、そのまま真似てするしか方法がありませんでした。

    その頃の私は原理が話せませんでした。
    それが原因で半強制的に(脅されて)300万マスターヒーラーに行かされることになりました。
    原理も話せない、メント―もほとんど入れませんでした。
    当時の私は、会員さんを元気にしてあげようとか、会員さんの病気がよくなるようにとか、そう言った想い(意図)を持たずに修練指導していました。

    そうすると・・・逆に脳梗塞で半身に障害が出ていた人の症状がみるみるうちに良くなったり、ある人は直感力が冴えるというようなことが起こりました。

    いつか『会員さんがリラックスを思い出した日』のところでも書きますが、意図を持たない方が良い結果が出るというのを、この頃の私は知っていたようです。

    次は、職務教育の話になります。

    2023-03-12 (Sun)

    指導者生活の始まり ①

    2010年7月・・・韓国指導者教育の後、4月からお手伝いに入っていた直営スタジオで500時間の研修に入りました。スタジオの1日は掃除から始まります。自宅からスタジオまで1時間弱かかりました。朝8時にはスタジオに着いて、まず修練場から、そして廊下、応接室、キッチン、トイレ。掃除機と雑巾がけをしました。当時、この地域の地域長と、直営スタジオの院長は韓国人でした。韓国の院長は自分の部屋で寝ていたようです...

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    2010年7月・・・韓国指導者教育の後、4月からお手伝いに入っていた直営スタジオで500時間の研修に入りました。

    スタジオの1日は掃除から始まります。
    自宅からスタジオまで1時間弱かかりました。
    朝8時にはスタジオに着いて、まず修練場から、そして廊下、応接室、キッチン、トイレ。
    掃除機と雑巾がけをしました。
    当時、この地域の地域長と、直営スタジオの院長は韓国人でした。
    韓国の院長は自分の部屋で寝ていたようです(朝の挨拶に出て来られることはありませんでした)。

    朝10時過ぎから会員さんが来られました。
    その多くはゴールド会員さんでした。

    朝の修練が終わって、会員さんを見送った後は昼食作りです。
    昼食の用意ができたら、院長の部屋のドアをノックして声をかけました。
    が・・・、ノックをすると怒られました。
    どうも音に敏感になっているようでした。
    このヨガは脳の感覚を高める効果があるものの、それが行き過ぎると過剰反応という現象が起こります

    用意した食事の内容が気に入らなければ食べられませんし、
    自分の好物や気に入ったものは食べられました。
    とても極端な方でした。

    ただ時々、「美味しい」と、とても褒めて貰ったことがきっかけで、冷蔵庫のあまりもので料理を作るのが得意(好き)になりました。

    昼食が終わると、また自室に引きこもられました。
    私は食事の後片付けをしたら、体力管理をして昼の修練に備えました。
    そのような感じで時間が過ぎ、チラシ配りをする時間がなかなかありませんでした。
    研修期間中ということもあって、夕方5時には帰らせてもらうことができました。

    私は家族がいましたから家から通っていましたが、独身の先生はスタジオで院長と一緒に生活をします。
    新入先生がスタジオに入ることを、生活修練と言います。
    その反対に、仕事をしながら指導者の活動する人は社会人指導者と言われ、格下に置かれました。
    このヨガには序列があるのです。
    地域長先生→院長→副院長→オーナー→スタッフ先生→社会人指導者という風に。


    私は、仕事を辞めてスタジオ指導者になりました。
    当然のことならがら研修期間中は収入はありませんし、交通費も実費でした。
    スタジオの院長はスタジオで生活をされていた為、昼食や夕食を作らなくてはいけませんでした(自分もスタッフ先生も食べないといけないので)。
    他の直営スタジオでは、院長、副院長、スタッフ先生その他お手伝いの会員さんが、
    お金を出し合って賄っていました。

    それを言うと、院長から、「私からお金を取るんですか!!!」と怒鳴られました。
    また、院長が風邪を引いた時、薬を買ってきて欲しいと頼まれましたが、それも実費でした。
    自分の生活もままならないのに、スタジオの院長の食費やもろもろの面倒まで見なければいけませんでした。
    後々、このスタジオで同じ院長についたスタッフ先生もまた、私と同じ憂き目に遭っていました。
    (この院長は、今は母国に戻られていて日本にはいらっしゃいません)
    これが借金地獄の始まりでした。

    当時は誰にも相談することができませんでした。
    相談するべき人、場所がなかったのです。
    それから数年以上たって、ようやく本社に指導者の相談窓口が開設されましたが、遅すぎました。
    私は、いつも感じていました。
    ここの団体は、計画性がなくいつも行き当たりばったりで、本当に大事なことに気づけずにいると。

    研修が始まって、1つ驚いたことがありました。
    それは、今まで普通に社会生活で出来ていたことが、出来なくなっていたということです。
    何が出来なくなったかというと、電話を取ることが出来なくなっていました。
    何をしゃべっていいのかわからなくなっていました。
    激しい緊張と恐怖を感じていました。

    あと、直営スタジオは本社から広告費の支給があるため、チラシはたくさんありました。。
    階段ホールは倉庫のようになっていて、配り切れなかったチラシが山積みになっていました。
    夏だというのに、季節はずれの2月のチラシを配らされました。
    新しいチラシがそこにあるというのに・・・。
    そして、こちらの院長はチラシを配るということはされませんでした。

    当時は、新しく指導者になった人、または副院長が新入担当となって、新入会員を入れる活動の全てをしなくてはいけない時代でした。



    2023-03-11 (Sat)

    会員時代を振り返って~イルチブレインヨガの効果について~

    会員時代最後の記事になります。これまでは特別トレーニングを中心に書いてきましたが、実際は、どんな効果があったのかを知りたいと思う方が多いのではないでしょうか。私が入会したスタジオの院長先生のやり方が、他のスタジオの先生と違っていたのだと思います。丹田叩きの後、腸運動の後、ブレイン体操の後、脳波振動(ネッパジンドン)の後に、必ず、今、自分の心はどんな感じか、体はどんな感じかを聞かれました。それを繰り...

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    会員時代最後の記事になります。

    これまでは特別トレーニングを中心に書いてきましたが、
    実際は、どんな効果があったのかを知りたいと思う方が多いのではないでしょうか。

    私が入会したスタジオの院長先生のやり方が、他のスタジオの先生と違っていたのだと思います。
    丹田叩きの後、腸運動の後、ブレイン体操の後、脳波振動(ネッパジンドン)の後に、
    必ず、今、自分の心はどんな感じか、体はどんな感じかを聞かれました。

    それを繰り返していくうちに気づきました。
    自分の心を感じてあげること。自分の体を感じてあげること。
    それが自分を愛するということだと。

    この気づきは、とても大きかったです。

    他に健康面では、便秘体質が3週間で改善されました。
    中学生の頃から、毎日、便秘薬と浣腸のお世話になっていた私にとっては、奇跡のような変化でした。
    便秘体質は、気功でも改善されることがなかったのです。

    そしてこの頃の地域の先生方は・・・今から10年以上も前ですから、それなりに若かったですし元気もありました。
    私が指導者を辞める頃は、皆、疲弊しているように見えました。

    特別トレーニングの予算を削られる前でしたので、トレーニングが本当に『特別』なものに感じられていました。

    高い会員費に見合う、地域の行事も盛んに行われていました。
    毎日が充実した日々を送っていたように感じられていました。

    次回からは、いよいよ指導者時代に入ります。
    自分が体験した指導者生活の全てを告白したいと思います。



    2023-03-10 (Fri)

    丹号(タンホウ)修練 ~魂の名前を貰う?~

    指導者教育から帰ってから二週間後の6月末に丹号修練が伊勢の研修院でありました。三門修練のところでも書きましたが、自分の魂(スピリチュアルベイビー)の名前を頂く修練と聞きました。韓国の地域長先生の話によると、霊界と神界? 神界とその上の界? の間には鍵がかけられているのだと。丹号がその鍵になっているのだと。もし指導者の魂が死後、道に迷ったとしても丹号が自分の魂を守ってくれるのだと。この話が嘘か本当か...

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    指導者教育から帰ってから二週間後の6月末に丹号修練が伊勢の研修院でありました。

    三門修練のところでも書きましたが、自分の魂(スピリチュアルベイビー)の名前を頂く修練と聞きました。

    韓国の地域長先生の話によると、霊界と神界? 神界とその上の界? の間には鍵がかけられているのだと。
    丹号がその鍵になっているのだと。
    もし指導者の魂が死後、道に迷ったとしても丹号が自分の魂を守ってくれるのだと。
    この話が嘘か本当かわかりません。
    しかしその後、三門修練も丹号修練もなくなったのだとしたら、
    この情報は???だったのかもしれないと思うのです。

    この修練は皆がススンニムと呼ぶ師匠自ら行ってくれると聞きました。
    それで参加者全員は、師匠から一人ずつ名前を授かれるのだと期待していました。

    しかしその期待は見事に裏切られました。
    師匠(ススンニム)は言いました。
    タンペゴン(バウメディテーション)をしながら、天符経の81文字の中から1文字を選ぶように・・・と。
    それが丹号になると。
    ただ、自分がどの文字を選んだか決して人には言ってはいけない。
    言ってしまうと、丹号は力を失ってしまうからだと聞きました。

    丹号がそこまで大事なものなら、修練そのものがなくなった?
    少なくとも何年間もなかったというのは、おかしいと思われても仕方ないのではないでしょうか。

    会員時代に参加した特別修練はここまでです。
    次回は、会員時代を振り返って、このヨガにはどんな効果があったのか。
    それを書いてから、恐怖の指導者編に移りたいと思います。



    2023-03-09 (Thu)

    韓国指導者教育 ⑤ 後編

    5泊6日の間、同じところでずっと教育があったわけではありませんでした。2~3ヵ所移動したように思うのです。大きな研修施設の中には浴場があるのですが、シャワーしかありませんでした。そういえば韓国の人は、お風呂に浸かるっていう習慣がなかったのを思い出しました。更衣室のすぐそばに自動洗濯機が何台か置いてあって、自分たちの衣類をそこで洗濯しました。寝室となっている部屋に室内で洗濯物が干せるようになっていま...

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    5泊6日の間、同じところでずっと教育があったわけではありませんでした。
    2~3ヵ所移動したように思うのです。
    大きな研修施設の中には浴場があるのですが、シャワーしかありませんでした。
    そういえば韓国の人は、お風呂に浸かるっていう習慣がなかったのを思い出しました。
    更衣室のすぐそばに自動洗濯機が何台か置いてあって、自分たちの衣類をそこで洗濯しました。
    寝室となっている部屋に室内で洗濯物が干せるようになっていました。
    韓国はオンドル(床暖房)の国なので、敷布団がとても薄かった・・・。
    日本の布団に慣れているので、背中が痛くて、疲れていてもあまりよく眠れませんでした。

    4日目の朝に某山のふもとにあるスタジオに移動しました。
    1階は手作り豆腐料理のお店とショップで、2階がスタジオ(修練場)になっていました。

    この日が指導者教育の最大の山場でした。
    午前中、某山を一度、頂上まで試し登りしました。
    しかし・・・実は前日午前から午後にかけての教育で、私は左ひざを痛めてしまいました。
    サブトレーナーの先生は鍼灸ができるらしいので、治療をお願いしたのですが何もして貰えなかったような記憶があります。
    代わりに、一緒に教育に参加した方がサポーターを下さり、それで午前の山登りは何とかしのげました。
    カニ歩きして登山する私に、韓国のトレーナー先生から、
    「本番ではそうはいきませんから」と、不気味な笑いを込めて言われました。
    とても恐かったです。

    いったん下山して昼食を取りました。
    お昼ご飯は、韓国のりが大量に混じっている大きなおにぎり2つでした。
    でも、とても美味しかったのを覚えています。
    昼食後、事件が起きました。
    1人の方が、過呼吸になった?過呼吸持ち?ということで、午後からの登山を辞めたいという申し出が出たことです。
    トレーナー先生は、「一人でも棄権者が出た場合、全員、指導者不合格になります」と言われました。
    でも、私たちはその方が過呼吸になった時、どう助けたら良いのか全く知りません。
    だから、「大丈夫、一緒に登りましょう」と心から言うことは出来ませんでした。
    皆、顔をひきつらせて・・・言葉をかけましたが覚えていません。
    本人が無理だと言っているなら、それを止めることは誰にもできない、そんな感じでした。

    結局、その方は指導者教育を棄権されることになり、一人で日本に帰られることになりました。

    落ち着いた頃に、2回目の登山が始まりました。
    最初の方で書いたように、時間内に出来なければ罰ゲームが待っているのです。
    今回は、自分たち(本当はリーダー)が決めた時間内に、頂上まで行って、指導者の歌を皆で歌って無事全員時間内に下山しなければいけませんでした。
    できなかった時の罰ゲームは、それが出来るまで何回でも山を登り下りするというものでした。
    そしてそのルートは、なだらかな山道ではなく急激なルートになっていました。

    それでわかったことがありました。
    持ち物リストに、登山靴、登山用のリュック、頭につけるタイプのヘッドライト、メガネをかけている人は替えようのメガネが書かれていたことを。
    全員で目標時間に下山できなければ、一晩中、それができるまで山を登り下りしなければいけなかったからでした。

    幸い私たちの集団は1発クリアできました。
    頂上まで登って、皆で歌を歌った時、余裕で下山できると思ってゆっくり下りていました。
    そしたら、どこからともなくサブトレーナーが突然現れて、「走れーーーーー!!!」と怒号が響きました。
    後ろからサブトレーナーが凄いスピードで走りながら降りてきます。
    私たちは追いつかれないように、山を転げるように下りていきましたが、私は前日痛めた膝で動けなくなっていました。
    リーダーともう1人の人が私の両脇をかかえて一緒に走ってくれました。
    そうして、皆、目標時間内に無事・・・奇跡的にビジョンを達成できたのでした。
    もし、時間内に下山できたとしても、下山の途中で気を抜いていたらやり直しになっていたとのことでした。

    悪夢の山登りを終えた夜、スタジオ内の洗濯機を借りて順番に衣類を洗濯し、
    シャワーを浴びました。

    本来は、この山登りは一発クリアできることはなく、何度も繰り返し登山されられたチームが多かったようです。
    今回も、そうだろうと思われていたようです。5日目も登山で終わるだろうと。
    ところが、5日目のスケジュールがなくなってしまったので、私たち(最初は10人でしたが1人棄権したため)9人は1日、ゆったりした時間を過ごしました。

    そして、最終日、ヒラニムが危惧していた問題の修練が始まりました。
    単調なリズム動作を繰り返しながら、同じ言葉を言い続けると、それが潜在意識に入ることがあります。
    インカーテーションとも言われます。
    ただ、その言葉が潜在意識に入るためには、脳波が下がっていることが前提となります。
    あるいは強い決意で大脳新皮質と大脳旧皮質、脳幹の3つを統合させる必要があります。
    私は、すぐに気づいたので自分を防衛しました。
    他の人はどうだったかわかりませんが・・・。

    そして帰国の途に着きます。
    最初は仁川空港集合で、帰りは金浦空港発だったような・・・。
    記憶が曖昧になっていますが、関西国際空港に着いたのは夜でした。
    一緒に参加した方々が、誰かを待っていると言いました。
    その誰かと言うと、院長先生というのです!
    そこのスタジオの院長先生は、韓国指導者教育から帰ってきた会員さんを迎えに来られていました。
    花束を持って。
    お迎えがなかったのは、私だけでした。

    そしてその後、私は知ることになります。
    私が入会したスタジオは、私以前に数人の会員さんを指導者にしていましたが、1人を除いて全員辞めていたのでした。
    スタジオから指導者が出ることは珍しくなかったのかもしれませんね。

    次回は、会員時代最後の特別トレーニング、魂の名前を貰えるという『丹号(タンホウ)』修練です。



    2023-03-08 (Wed)

    韓国指導者教育 ④ 中編

    指導者とは何をする人なのでしょうか。スタジオで修練指導する人だと、普通は思うでしょう。それは、指導者の一面でしかありませんでした。指導者は、ススンニム(師匠)の弟子になるということです。原理勉強の時間に、こう言われました。指導者は天地気運(チョンジギウン)を伝える人です。天地気運の伝達者です。ススンニム(師匠)から天地気運を使える権能を与えられた人です。そして、この教育の中で身につける『心』があり...

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    指導者とは何をする人なのでしょうか。
    スタジオで修練指導する人だと、普通は思うでしょう。
    それは、指導者の一面でしかありませんでした。
    指導者は、ススンニム(師匠)の弟子になるということです。

    原理勉強の時間に、こう言われました。
    指導者は天地気運(チョンジギウン)を伝える人です。
    天地気運の伝達者です。
    ススンニム(師匠)から天地気運を使える権能を与えられた人です。


    そして、この教育の中で身につける『心』がありました。
    それは、『合心大道(ハプシムデド)』です。
    師匠から降ろされたビジョン(大道)を、みんなで心を合わせて達成していくという意味になるでしょうか。

    *********************************************************

    1日目~3日目の夜、コップ修練がありました。
    スタジオで練習していた時は、ヒーリングルームで練習していました。
    副院長先生が、水の入った紙コップに頑丈にフタをして落ちても良いようにしてくれていました。
    紙コップに水は4分の1ぐらいの量が入っていました。
    それを頭の上に乗せて1時間、タントウコウの姿勢で立っていました。

    ところが・・・本番では、水は紙コップになみなみ入っていました。
    コップを持った時の重さがまず決定的に違っていました。
    もしそれが事前にわかっていたなら、同じ条件で練習したかったと思いました。

    結果はどうだったかというと、1日目と2日目は、すぐにコップは落ちてしまいました。
    落ちた後は、懺悔の心で正座するようトレーナー先生に言われました。
    大半の人は、コップを落とさないで1時間ずっと立っていました。

    そして問題の3日目の夜が来ました。
    さすがに危機感を感じていました。でも何故かリラックスもしていました。
    何か大きなエネルギーに包まれている中で、私はコップを頭に乗せて立ちました。
    少しずつコップがズレていくのを感じながらも、それを不安に思うことなく、1時間奇跡的に立つことが出来ました!
    もし、3回とも落としていたら条件付きの指導者になったと後々聞かされました。

    コップ修練はどれだけビジョンに集中できるか、集中力を養うためのものであることがわかったのは、後々のことでした。

    そして、この教育の山場の4日目の朝を迎えました。