5泊6日の間、同じところでずっと教育があったわけではありませんでした。
2~3ヵ所移動したように思うのです。
大きな研修施設の中には浴場があるのですが、シャワーしかありませんでした。
そういえば韓国の人は、お風呂に浸かるっていう習慣がなかったのを思い出しました。
更衣室のすぐそばに自動洗濯機が何台か置いてあって、自分たちの衣類をそこで洗濯しました。
寝室となっている部屋に室内で洗濯物が干せるようになっていました。
韓国はオンドル(床暖房)の国なので、敷布団がとても薄かった・・・。
日本の布団に慣れているので、背中が痛くて、疲れていてもあまりよく眠れませんでした。
4日目の朝に某山のふもとにあるスタジオに移動しました。
1階は手作り豆腐料理のお店とショップで、2階がスタジオ(修練場)になっていました。
この日が指導者教育の最大の山場でした。
午前中、某山を一度、頂上まで試し登りしました。
しかし・・・実は前日午前から午後にかけての教育で、私は左ひざを痛めてしまいました。
サブトレーナーの先生は鍼灸ができるらしいので、治療をお願いしたのですが何もして貰えなかったような記憶があります。
代わりに、一緒に教育に参加した方がサポーターを下さり、それで午前の山登りは何とかしのげました。
カニ歩きして登山する私に、韓国のトレーナー先生から、
「本番ではそうはいきませんから」と、不気味な笑いを込めて言われました。
とても恐かったです。
いったん下山して昼食を取りました。
お昼ご飯は、韓国のりが大量に混じっている大きなおにぎり2つでした。
でも、とても美味しかったのを覚えています。
昼食後、事件が起きました。
1人の方が、過呼吸になった?過呼吸持ち?ということで、午後からの登山を辞めたいという申し出が出たことです。
トレーナー先生は、「一人でも棄権者が出た場合、全員、指導者不合格になります」と言われました。
でも、私たちはその方が過呼吸になった時、どう助けたら良いのか全く知りません。
だから、「大丈夫、一緒に登りましょう」と心から言うことは出来ませんでした。
皆、顔をひきつらせて・・・言葉をかけましたが覚えていません。
本人が無理だと言っているなら、それを止めることは誰にもできない、そんな感じでした。
結局、その方は指導者教育を棄権されることになり、一人で日本に帰られることになりました。
落ち着いた頃に、2回目の登山が始まりました。
最初の方で書いたように、時間内に出来なければ罰ゲームが待っているのです。
今回は、自分たち(本当はリーダー)が決めた時間内に、頂上まで行って、指導者の歌を皆で歌って無事全員時間内に下山しなければいけませんでした。
できなかった時の罰ゲームは、それが出来るまで何回でも山を登り下りするというものでした。
そしてそのルートは、なだらかな山道ではなく急激なルートになっていました。
それでわかったことがありました。
持ち物リストに、登山靴、登山用のリュック、頭につけるタイプのヘッドライト、メガネをかけている人は替えようのメガネが書かれていたことを。
全員で目標時間に下山できなければ、一晩中、それができるまで山を登り下りしなければいけなかったからでした。
幸い私たちの集団は1発クリアできました。
頂上まで登って、皆で歌を歌った時、余裕で下山できると思ってゆっくり下りていました。
そしたら、どこからともなくサブトレーナーが突然現れて、「走れーーーーー!!!」と怒号が響きました。
後ろからサブトレーナーが凄いスピードで走りながら降りてきます。
私たちは追いつかれないように、山を転げるように下りていきましたが、私は前日痛めた膝で動けなくなっていました。
リーダーともう1人の人が私の両脇をかかえて一緒に走ってくれました。
そうして、皆、目標時間内に無事・・・奇跡的にビジョンを達成できたのでした。
もし、時間内に下山できたとしても、下山の途中で気を抜いていたらやり直しになっていたとのことでした。
悪夢の山登りを終えた夜、スタジオ内の洗濯機を借りて順番に衣類を洗濯し、
シャワーを浴びました。
本来は、この山登りは一発クリアできることはなく、何度も繰り返し登山されられたチームが多かったようです。
今回も、そうだろうと思われていたようです。5日目も登山で終わるだろうと。
ところが、5日目のスケジュールがなくなってしまったので、私たち(最初は10人でしたが1人棄権したため)9人は1日、ゆったりした時間を過ごしました。
そして、最終日、ヒラニムが危惧していた問題の修練が始まりました。
単調なリズム動作を繰り返しながら、同じ言葉を言い続けると、それが潜在意識に入ることがあります。
インカーテーションとも言われます。
ただ、その言葉が潜在意識に入るためには、脳波が下がっていることが前提となります。
あるいは強い決意で大脳新皮質と大脳旧皮質、脳幹の3つを統合させる必要があります。
私は、すぐに気づいたので自分を防衛しました。
他の人はどうだったかわかりませんが・・・。
そして帰国の途に着きます。
最初は仁川空港集合で、帰りは金浦空港発だったような・・・。
記憶が曖昧になっていますが、関西国際空港に着いたのは夜でした。
一緒に参加した方々が、誰かを待っていると言いました。
その誰かと言うと、院長先生というのです!
そこのスタジオの院長先生は、韓国指導者教育から帰ってきた会員さんを迎えに来られていました。
花束を持って。
お迎えがなかったのは、私だけでした。
そしてその後、私は知ることになります。
私が入会したスタジオは、私以前に数人の会員さんを指導者にしていましたが、1人を除いて全員辞めていたのでした。
スタジオから指導者が出ることは珍しくなかったのかもしれませんね。
次回は、会員時代最後の特別トレーニング、魂の名前を貰えるという『丹号(タンホウ)』修練です。
2~3ヵ所移動したように思うのです。
大きな研修施設の中には浴場があるのですが、シャワーしかありませんでした。
そういえば韓国の人は、お風呂に浸かるっていう習慣がなかったのを思い出しました。
更衣室のすぐそばに自動洗濯機が何台か置いてあって、自分たちの衣類をそこで洗濯しました。
寝室となっている部屋に室内で洗濯物が干せるようになっていました。
韓国はオンドル(床暖房)の国なので、敷布団がとても薄かった・・・。
日本の布団に慣れているので、背中が痛くて、疲れていてもあまりよく眠れませんでした。
4日目の朝に某山のふもとにあるスタジオに移動しました。
1階は手作り豆腐料理のお店とショップで、2階がスタジオ(修練場)になっていました。
この日が指導者教育の最大の山場でした。
午前中、某山を一度、頂上まで試し登りしました。
しかし・・・実は前日午前から午後にかけての教育で、私は左ひざを痛めてしまいました。
サブトレーナーの先生は鍼灸ができるらしいので、治療をお願いしたのですが何もして貰えなかったような記憶があります。
代わりに、一緒に教育に参加した方がサポーターを下さり、それで午前の山登りは何とかしのげました。
カニ歩きして登山する私に、韓国のトレーナー先生から、
「本番ではそうはいきませんから」と、不気味な笑いを込めて言われました。
とても恐かったです。
いったん下山して昼食を取りました。
お昼ご飯は、韓国のりが大量に混じっている大きなおにぎり2つでした。
でも、とても美味しかったのを覚えています。
昼食後、事件が起きました。
1人の方が、過呼吸になった?過呼吸持ち?ということで、午後からの登山を辞めたいという申し出が出たことです。
トレーナー先生は、「一人でも棄権者が出た場合、全員、指導者不合格になります」と言われました。
でも、私たちはその方が過呼吸になった時、どう助けたら良いのか全く知りません。
だから、「大丈夫、一緒に登りましょう」と心から言うことは出来ませんでした。
皆、顔をひきつらせて・・・言葉をかけましたが覚えていません。
本人が無理だと言っているなら、それを止めることは誰にもできない、そんな感じでした。
結局、その方は指導者教育を棄権されることになり、一人で日本に帰られることになりました。
落ち着いた頃に、2回目の登山が始まりました。
最初の方で書いたように、時間内に出来なければ罰ゲームが待っているのです。
今回は、自分たち(本当はリーダー)が決めた時間内に、頂上まで行って、指導者の歌を皆で歌って無事全員時間内に下山しなければいけませんでした。
できなかった時の罰ゲームは、それが出来るまで何回でも山を登り下りするというものでした。
そしてそのルートは、なだらかな山道ではなく急激なルートになっていました。
それでわかったことがありました。
持ち物リストに、登山靴、登山用のリュック、頭につけるタイプのヘッドライト、メガネをかけている人は替えようのメガネが書かれていたことを。
全員で目標時間に下山できなければ、一晩中、それができるまで山を登り下りしなければいけなかったからでした。
幸い私たちの集団は1発クリアできました。
頂上まで登って、皆で歌を歌った時、余裕で下山できると思ってゆっくり下りていました。
そしたら、どこからともなくサブトレーナーが突然現れて、「走れーーーーー!!!」と怒号が響きました。
後ろからサブトレーナーが凄いスピードで走りながら降りてきます。
私たちは追いつかれないように、山を転げるように下りていきましたが、私は前日痛めた膝で動けなくなっていました。
リーダーともう1人の人が私の両脇をかかえて一緒に走ってくれました。
そうして、皆、目標時間内に無事・・・奇跡的にビジョンを達成できたのでした。
もし、時間内に下山できたとしても、下山の途中で気を抜いていたらやり直しになっていたとのことでした。
悪夢の山登りを終えた夜、スタジオ内の洗濯機を借りて順番に衣類を洗濯し、
シャワーを浴びました。
本来は、この山登りは一発クリアできることはなく、何度も繰り返し登山されられたチームが多かったようです。
今回も、そうだろうと思われていたようです。5日目も登山で終わるだろうと。
ところが、5日目のスケジュールがなくなってしまったので、私たち(最初は10人でしたが1人棄権したため)9人は1日、ゆったりした時間を過ごしました。
そして、最終日、ヒラニムが危惧していた問題の修練が始まりました。
単調なリズム動作を繰り返しながら、同じ言葉を言い続けると、それが潜在意識に入ることがあります。
インカーテーションとも言われます。
ただ、その言葉が潜在意識に入るためには、脳波が下がっていることが前提となります。
あるいは強い決意で大脳新皮質と大脳旧皮質、脳幹の3つを統合させる必要があります。
私は、すぐに気づいたので自分を防衛しました。
他の人はどうだったかわかりませんが・・・。
そして帰国の途に着きます。
最初は仁川空港集合で、帰りは金浦空港発だったような・・・。
記憶が曖昧になっていますが、関西国際空港に着いたのは夜でした。
一緒に参加した方々が、誰かを待っていると言いました。
その誰かと言うと、院長先生というのです!
そこのスタジオの院長先生は、韓国指導者教育から帰ってきた会員さんを迎えに来られていました。
花束を持って。
お迎えがなかったのは、私だけでした。
そしてその後、私は知ることになります。
私が入会したスタジオは、私以前に数人の会員さんを指導者にしていましたが、1人を除いて全員辞めていたのでした。
スタジオから指導者が出ることは珍しくなかったのかもしれませんね。
次回は、会員時代最後の特別トレーニング、魂の名前を貰えるという『丹号(タンホウ)』修練です。
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最終更新日 : 2023-03-09