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    『 風の時代を生きる 』

    ~ 気功の偏差について、イルチブレインヨガの体験記、その後 ~

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    2023-02-08 (Wed) 00:00

    バウメディテーション(おじぎ瞑想)

    バウメディテーションは、正式な名称は丹拝功(タンべゴン)といって、動的な瞑想のことです。
    ワークショップでする時は、『おじぎ瞑想』と言ったりもしていました。
    日本の指導者たちは略して “バウ”と呼びますが、韓国人の先生方はタンペゴンの方を好む方が多かったです。

    動作は、五体投地にほぼほぼ似ています。



    この動作を、 “天符経”というお経の1文字ずつ言いながら行います。

    本来の “天符経”は81文字ですが、このトレーニングを作った一指 李承憲(イルチイスンホン)氏が18文字を付け加えたものをスタジオでは使用しています。

    天符経
    (クリックすると大きな画像が見れます)

    タイトルの“天符経”から最後の“天地人”まで数えると103文字(※)になります。
    (※)天地心の 心が「マ」「ウン」と2つに分かれているためです

    このバウメディテーションは、スタジオの修練ですることがあります。
    その場合は通常は103回が多く、時に360回をすることがあります。

    また、会員さんが特別トレーニングに行く場合は、1000回行います。
    略して千バウと呼ばれます。

    そして指導者教育に行く前には、3000回行います。
    時間として7~8時間かかります。

    バウメディテーションは、一人でする場合もありますが、その多くは数名で一緒にします。
    その場合、院長先生が主幹となります(特に1000回バウの時は。

    このバウメディテーションが『おじぎ瞑想』と言われるのは、その効果として下心(ハシム)を育てることができるとされているからです。
    下心(ハシム)というのは、謙虚な心のことです。
    韓国語読みなので、日本人にはイメージがなかなか掴みにくいところがあります。

    会員時代から指導者時代、1000バウを何度もやってきましたが、謙虚な心は育ちませんでした。
    謙虚な心は、イルチブレンヨガを離れてから、すばらしい方々と出会いその方から学んでいくことによって、ようやく少しわかってきた、出来るようになってきたかなぁ・・・という感じです。

    私個人の指導者生活を通しての感想では、このヨガで謙虚な心を養うのは、とても難しいです。
    そんなに簡単なものではありません。

    じゃぁ何故バウのするのかっていう話になりますが、1つは、下丹田・中丹田・上丹田を統合することができるという面があります。
    これは気功にはなかったことです。

    私が統合するには300回ほどする必要がありました。

    1000回バウを行う目的はいくつかありますが、その1つは浄化です。
    1000回行うのに2時間から2時間半ほどかかります。
    全身汗でびっしょりなります。でもその汗は岩盤浴でかいた汗と同じで、汗が引くと肌がサラサラになります。
    体中の老廃物が汗と共に排出されるので、1000回終わった時には、皆、顔(体も)が純白?美白になります。
    (逆に言えば、普段の生活の中でどれだけ邪気を溜め込んでいるかということになりますね)

    1000回という途方もない数を最後までやり遂げる中での変化があります。
    他の会員さんはどうかわかりませんが、私が会員の頃は、1000バウは自分との対話をする時間としてとても大切にしていました。

    指導者になってからは、自分の対話というよりは、会員さんが無事1000回やり遂げられるように、毎回サポートに回っていました。

    1000回バウは、まず、さまざまな考えが出てきます。
    それを過ぎたら、今度は感情が出てきます。
    ちょうど真ん中の500回を過ぎるぐらいまでが、自分の考えと感情に翻弄されます。
    500回を過ぎた頃から体が疲れてきて、頭の方も疲れが出て来て何も考えられなくなります。
    そうすると、体の中の内気の動きにただただ任せて動くようになります。
    これを気運に乗って動くといいます。
    気運に乗って動くと体がとても軽く感じられ楽に動けるようになります。

    つまり、自分の考えと感情を手放さない限り、体は重くしんどくなり、
    考えと感情を手放せば、心身とも軽く楽に気運に乗って動けるということです。

    指導者になってから私はサポートに回っていたということですが、自分の体が楽だったからではありません。
    社会人指導者として仕事をしながらスタジオ業務を手伝っていたので、体は相当疲れていました。

    ですが、ここの原理として自分が一番しんどい時に、誰かを助ける為に心(エネルギー)を使うと、
    自分が出したエネルギーによって自分自身が助けられるというのがあります。
    これは、何度も経験がありますが、この原理は事実です。

    自分が大変な時こそ、目の前の人のために役に立とうという心を出せば、それによって全てが丸く上手く治まり、相手の方から感謝の言葉まで頂けるということを何度も経験しています。

    そういった点では、気功にはなかった現実を生きる力を身につけられるという点では評価しています。

    そしてこのバウは、会員時代・指導者時代に何度も出てくるものなので、単独で記事にしました。



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    最終更新日 : 2023-03-06