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    『 風の時代を生きる 』

    ~ 気功の偏差について、イルチブレインヨガの体験記、その後 ~

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    2023-01-04 (Wed) 00:00

    偏差克服への道 ④ 正気と狂気の狭間で体験したこと

    偏差には、身体的偏差と精神的偏差の2つがあると書きました。

    例えば、宗教で洗脳された人、マインドコントロールされた人が、
    洗脳が解け、コントロールから解放されるのは、とても難しいことだと思われます。

    私の場合は、不思議なことに精神的偏差の方が早く治ったのです。

    それは、2006年のゴールデンウィークに起こりました。

    突然、気の世界に入ってしまったのです。
    私は暗い空間に立っていました。
    私が立っているところだけ、スポットライトで照らされているかのようでした。

    そして、少し離れたところに、尖った尻尾を持つ悪魔が座っていました。
    悪魔はこちらを見て、ケケケと笑っています。

    しばらくしたら、上の方から声がしました。
    「自分を信じられるか」と、その声は言いました。
    私は、答えることが出来ませんでした。
    何故なら、「信じられない」というのがその答えで、
    それを言ってしまうと自分が狂ってしまう・・・と知っていたからです。

    私が無言でいると、その声はこう言いました。
    「自分がしてきたことは信じられるか」

    その時、私はやっとの思いで、「信じられると思う」と言うことができました。

    そして・・・次の瞬間、「これから先、私は何を信じたらいいのだろう?」
    と思ったその時、私は正気と狂気の狭間にいました。

    正気と狂気のギリギリスレスレのところで、私は信じるものを見つけるのに必死でした。
    もし見つからなかったら、私は狂ってしまう。

    あの悪魔は、私が狂うのを楽しそうに待っていました。
    あの悪魔にだけは負けたくありませんでした。

    私は、自分の中で信じられそうなものを必死で探しました。

    そうしたら、自分は心の功法(性功)も同時にしている気功の団体に出入りして、
    理路(りろ=宇宙の真理)を学んでいることに気づきました。

    「私には理路がある! 私は理路を信じる!」と、心の中で叫びました。

    そうしたら、気の世界が消え、私は正気を取り戻していました。

    あの声も、あの悪魔も、全てが私でした。
    そして、あの狂うか狂わないかのギリギリスレスレのところで、
    狂う方を選ぼうとしていた自分がいました。
    それが、あの悪魔でした。

    何を信じるのか、これは気功をする人だけの問題ではありません。
    私はあの時、自分のことは信じられなくても、宇宙の真理は信じられる。
    自分が信じた宇宙の真理は、私の命を助けてくれました。

    そして何年もの月日が経った今、私は自分を信じています。
    たとえ、私がどんな人間だったとしても、私を信じることができます。
    どうしようもない自分だったとしても、その自分を信じることが出来た時、
    自分の内側から、自分を助ける力が目覚めることを知っているからです。

    次回、精神的偏差(入魔)を完全に克服した日の出来事について書いてみたいと思います。



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    [Tag] * 気功 * 体験記 * 精神的偏差 * 入魔

    最終更新日 : 2023-01-04