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    『 風の時代を生きる 』

    ~ 気功の偏差について、イルチブレインヨガの体験記、その後 ~

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    2022-12-15 (Thu) 11:30

    偏差 ⑤ インプリント(意識の刷り込み現象)

    月に1回、私は大阪で行われている練功会に参加していました。
    ここは、日本でも珍しく心の原理も一緒に教えている気功のグループでした。

    練功が始まる時間になると、S先生が前に立ち、

    「気功態になってください」と言います。

    そしたら、皆、足を肩幅に広げて気功が出来る状態になります。
    感情も考えもない状態に。

    何故それが可能になるかというと、
    まず、練功を主催する先生が会場に入ってからするべきことは、エネルギー場を作ることです。
    その会場に入ると、淡くてもエネルギーを感じます。
    エネルギーを感じている時は、考えも感情もなくなるのです。

    その練功会の参加者のほとんどが気功の先生なので、持っているエネルギーが違います。
    それぞれの先生のエネルギーが大きいので、S先生の言葉ひとつで、
    皆のエネルギーが1つにまとまり、密度の濃い気場が一瞬で作られます。
    そのエネルギーの中にいて、そのエネルギーを感じるわけだから、
    すぐに気功が出来る状態になれるのでした。

    気功態になって、理性判断をする意識の門番(左脳)が眠りについた時に、
    S先生は、「自分から縁を切ってはいけません。相手から縁を切ってくれるまで、『させて・頂く』練習をするんです」と言われました。
    また、こうも言われました。
    「自分から何かをすることは、破壊することと同じです」と。

    意識の門番が眠っている状態で、言われた言葉は、そのまますっと潜在意識に入ってしまうのです。
    これがインプリント(意識の刷り込み現象)です。

    この時、S先生は、禁忌を犯してしまったのです。
    気功は、『 今は、右脳を使って体験に没頭する時間 なのか、
    左脳を働かせて話を聞く時間なのか、2つの時間を明確にしなければいけない 』というのに。

    それで私はどうなってしまったのかというと、S先生の言葉に振り回される人生を送ってしまいます。
    何かをしようとすると、「それは破壊することです」と、S先生の言葉が頭に響いて動けなくなりました。

    そして残念なことに、その後のヨガの世界でも、会員さんの脳波が落ちている時に、
    自分たちが有利になるような情報(原理)を刷り込む指導者もいたのでした。
    会員さんの脳波が落ちている時に、自分たちにとって都合の良い原理を刷り込ませるために。
    このことはヨガ編でも触れようと思いますが、自分の脳にどのような情報を入れるかは、
    自分自身が決めるのであって、気功教師やヨガの指導者が決めることではありません。

    気功教師やヨガの指導者が良いと思う原理でも、その人にとってそうとは限らないからです。
    本人はそうではないと思っているのに、「そうだ」と思う言葉を刷り込まれると、
    自身の中で闘いが起こり、パニックに近い状態になってしまうからです。

    例え、自分の脳に入れる情報は自分が決めると思っていても、
    ちょっとしたスキ(脳波が落ちている時)に、聞いてしまった言葉が脳に刷り込まれてしまいます。
    気づいた時には、時すでに遅しということもあるのです。



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    最終更新日 : 2022-12-23