FC2ブログ

    『 風の時代を生きる 』

    ~ 気功の偏差について、イルチブレインヨガの体験記、その後 ~

    Top Page › ヨガ編 › 社会人指導者時代 › イルチブレインヨガを振り返って②
    2023-04-20 (Thu) 03:05

    イルチブレインヨガを振り返って②

    「このヨガは宗教だったのか?」という、核心テーマに触れていきたいと思います。

    最初に『宗教』の意味をウィキペディアで調べてみました。

    『宗教(しゅうきょう、(英: religion)は、一般に、人間の力や自然の力を超えた存在への信仰を主体とする思想体系、観念体系であり[1]、また、その体系にもとづく教義、行事、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団のことである[2][3]。

    なお広辞苑では、「神または何らかの超越的絶対者あるいは神聖なものに関する信仰・行事」としている[4]。
    (ウィキペディアより引用)』

    まず、創始者である一指 李承憲(イルチ・イスンホン)氏は、
    ある日、母丘山(モアクサン)に登り、21日間、飲まず食わずで瞑想修行することにより、
    悟りを開いたと(ご自身が)言われています。
    その教えを、毎朝公園でヨガを指導するところから広め始められました。
    その後、スタジオを持つことが出来るようになり、さまざまないきさつを経て現在に至っています。

    このヨガは、自分の外側にいる神や人智を越えた存在を信じていません。
    信じるものは、内なる神(神性)または、魂です。
    自分を信じるというのは、自分の中にある神性(魂)を信じるということです。

    しかし、『TAO』という原理(教義)はあります。
    指導者やチャクラヒーラーたちは、ススンニムから降ろされた原理に沿って活動しなくてはいけません。
    行事としては、『天祭(チョンジェ)』というのがありました。
    儀礼は、私が指導者になりたてのころはありましたが、そののち薄れていったように思います。
    施設はスタジオや研修院になるでしょうか。
    そして(本社統括の)社会集団であることは間違いないです。

    指導者を辞めて一般人に戻ってしばらくした時、「私は自由になった」と感じました。
    何から自由になったのかというと、ここの『原理』からです。
    原理(宇宙の真理)は、人を縛るものではないはずなのに、私はこのヨガの原理に縛られていました。
    それに気がついた時、原理で人を縛るのは『宗教』と同じだと思いました。

    しかし、ここには宗教法人が別に存在しています。
    私は、その宗教法人が主催するイベントや法話を聞きにいったことがあります。
    この宗教は四柱の大神を信仰していて、祝詞がありました。
    イルチブレインヨガの修練を、宗教的な修練に変えて行っていました。

    その体験から比較すると、このヨガは厳密な意味では宗教ではないということです。
    しかし、師匠(ススンニム)の『ビジョン(=目的)のためなら手段を選ばず』ということを
    平気で行う面に関しては、日本人を恐怖に陥れた某宗教団体を思わせる要素があると感じます。

    まとめると、宗教団体ではないけれど、独特の思想を持って活動している団体ということになります。
    そしてこの団体と深く関わると、私のように借金地獄になって苦しむこともあります。

    私は、自分の魂に目覚めたい、自分の魂を成長させたいと思っていました。
    このヨガで魂に目覚める人もいれば、そうでない人もいます。
    体験してみて気に入ったらならやってみるのも良し、
    少しでも怪しいと感じる(体が教えてくれます)なら、関わらない方が良いでしょう。

    これが私が出した結論です。



    関連記事

    スポンサーリンク

    最終更新日 : 2023-04-20