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    『 風の時代を生きる 』

    ~ 気功の偏差について、イルチブレインヨガの体験記、その後 ~

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    2023-04-05 (Wed) 03:05

    鏡の世界 ②

    黒服や先輩配膳人の言葉は、ただキツイだけではなくて、
    「そこからどうするか」を選択させてくれる言葉でした。

    私は自分の観念を見て、自分が嫌になりました。
    自分が嫌で嫌で嫌でたまらなくなりました。
    「こんな自分を続けるぐらいなら、死んだ方がマシ!」と思った瞬間、
    「絶対に変わってやる!」と心が爆発し、
    脳天から体の正中線に沿って雷が落ちたかのように、体が左右に引き裂かれました。

    と同時に、胸に生えている観えない観念という雑草を、見えない両手で掴み、
    根こそぎ抜きました。
    雑草の根っこには観えない血肉がついていて、胸には大穴が開いていました。
    観えない雑草を抜いただけなのに、胸に開いた大穴の部分が相当痛みました。
    穴が塞がり、痛みが取れたのは2週間後でした。

    そこから私は変わりました。
    その頃の私は、認定欲、承認欲求のお化けを胸に飼っていました。
    「認められたい」という気持ちを持っている限り、決して認められることはないと悟ったのもこの時期です。

    それで私は自分を捨てて、2つの時間軸の中で仕事をすることにしました。
    2つの時間軸・・・1つはホールの時間軸です。
    お客さまが来店されてから、食事をされ、お会計までの時間軸。

    もう1つは、厨房の時間軸です。
    ホールは2回転(17時~、19時~)するので、1回転目が終わる頃には2回転目の準備をしなくてはいけません。

    私はそれまでは、ホールの時間軸だけで仕事をしていましたが、
    1回転目が終わる頃、厨房に下がり、グラスや箸置き、箸を手洗いし、箸に箸止めをつけ、
    おしぼり板を拭いたりと裏方の仕事を積極的にするようにしました。

    その様子をデシャップが良く見ていました。
    (デシャップとは、厨房の中を実際に仕切る方のことです)

    そうしてしばらくした時、私は個室に上がることになり、その後、寿司懐石のホールを担当させてもらうところまで成長しました。
    寿司懐石のホールは、料理人が認めてくれないと立てないところです。
    寿司初デビューの時、料理人の方に「良かったね、おめでとう」と喜んで貰えて、びっくりしました。

    スタジオ院長から「空気も読めないヤツ」とさんざんなことを言われていた私が、
    日本人の地域長との出会いをきっかけに、ここまで成長しました。

    そして4月にスタジオでPBM(パワーブレインメソッド)をすることになったので、
    この特別トレーニングが終わるまでは、PBMに集中し、
    5月にホテルの配膳人を終え、居酒屋のホールでアルバイトを始めました。
    理由は、配膳人の場合、紹介所からいろいろな場所での仕事に入れて貰えるのですが、
    当時の私は、1箇所に落ち着いて仕事をしたいという希望があったためです。




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    最終更新日 : 2023-04-05